Nissa Moto Blog

バイクで巡る南仏コート・ダジュール。「Nissa」はニース語で「ニース」のことです。

【Grand Canyon du Verdon】ニースから2時間半の超絶景 ヴェルドン渓谷グラン・カニヨン / SENTIER du L'IMBUT / La Palud-sur-Verdon


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ニースからバイクで2時間半の場所に位置するヴェルドン渓谷には、「グラン・カニヨン(Grand Canyon)」(英語で言うとグランド・キャニオン)と呼ばれる場所があります。深さ800mにあるヴェルドン川を目指し、雨の中往復5時間半のハイキングコースを歩いてきました。


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往復5時間半のハイキングコースに挑戦

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1.ハイキングルート(SENTIER du L'IMBUT

今回は「SENTIER du L'IMBUT」と名付けられたコースに挑戦しました。コースガイドによれば標準所要時間は往路2時間半、復路3時間とのこと。気軽に構えていたのですが、後日調べたところ「難関」コース指定されていました。

  • スタート地点(標高800m)から底を流れるヴェルドン川(標高500m)に向かって下り
  • 渓谷の底に着くと、ヴェルドン川沿いを進み、約3km先の「Le Baou Béni」と呼ばれる岩場へ
  • 岩場を楽しんだ後は、1kmほど来た道を戻り
  • 「Sortie Vidal」から約400mほどほぼ垂直移動して渓谷の上の舗装道路(県道)まで戻り
  • 県道を歩いて、バイクを停めた場所まで戻る

引用したサイトのルートマップ(黄線)と同じコースを通りました。

 

http://www.verdon-randonnee.com/tracecircuits/traceimbut.jpg

www.verdon-randonnee.com

2.雨の日も美しいヴェルドン川

ヴェルドン川は美しいターコイズブルー。雨が川周りから流れ込んでいても、とても美しかったです。雪解けの時期でもあり非常に流れは速いです。夏はラフティングなども行なわれている川ですが、この時期は水も非常に冷たいので、厳しいかな。(川幅が狭いので事故なども過去にはあった模様。岩に碑文がいくつか…)

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スタート地点でははるか下方に見えていた川が、流れの音(せせらぎと言うより轟音)が聞こえてくるようになり、目の前に現れた時はかなり圧巻でした。

3.予期せぬツルツル岩登り体験(Le Baou Béni)

「Le Baou Béni」はコースガイド等には往復20分前後と書かれていますが、私達が訪れた日は雨で岩が濡れてツルツル。ゆっくり慎重に進まなくてはならず、1時間近くかかりました。

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写真中央から右下にかけて見える岩の割れ目に足をかけて降りてみたり・・・。ちょっとしくじったら怪我するおそれもありました。携帯は圏外だから助けも呼べないじゃん・・・という恐ろしい場所です。(※復路の「Sortie Vidal」は救助用の道も兼ねているので、何かあった場合はここから上まで戻って県道沿いに設置されているSOS電話を探して救助要請する必要があります)

しかもここは「行き止まりまで行ったら同じ道を戻る」という場所で、「ここを抜けたら上に行く道がある(あわよくばエレベーターとかあるんじゃね?!)」と思っていた私達は、心底がっかり。そして再び岩をよじ登って戻ったのでした。

本当無事にニースに帰ってこれてよかった・・・。 ここは晴れて岩が乾いている日にくるべきです。

4.恐怖・・・復路は渓谷の底から1時間弱かけて400m垂直移動(Sortie Vidal)

やっとのことでLe Baou Béniから比較的平坦な場所に戻って来た私達。いよいよ復路に入ります。もうこの時点で全身びしょ濡れで、かなりグッタリ。

うかつにもルートマップを持っていなかったため、ルート案内板の矢印も見てもよく分からず、ここまで来た道をもう一度戻るか?と話していました。けれど、「Sortie Vidal」と書かれたやけに白く目立つパネルが・・・。意味としては「避難用出口」みたいな。「上まで45分」という記載もあります。

避難用ルートなら、上の県道(D71)まで出るだろうということで、来た道は戻らず、こちらを行くことにしました(結果的に正しいルートだった)。

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避難用ルートだけあって、往路のように緩やかに下るのではなく、最短コースと言わんばかりに縦(ほぼ崖沿いに垂直)に移動して行きます。(日没が迫っていたこともあり、写真を撮る余裕がありませんでした。惜しい・・・)

たまに横移動があっても、上の写真のようにシンプルな片側手すり、反対側断崖絶壁みたいな場所ばかり。

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このハシゴが眼前に現れた時は、夫婦で「まじかよー」って声出ました。ほぼ90度なんだもの。私が先に、一定間隔を開けて夫が続いて登りました。もし落ちたら、落下防止柵もないので、やっぱり断崖絶壁です。緊張したー。

ひたすら縦に移動すること1時間弱。やっと県道(D71)に帰ってきた時は、「ああ、生きてて良かった」と夫婦2人でハグしました。このSortie Vidalは晴れた日でも相当ヒヤッとする道だったろうなと思います。


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5月の雨天ハイキングはオススメしません。

ここまで何度も書いていますが、このハイキングは雨天はオススメしません。後日目を通したいくつかのハイキングサイトやガイドブックでも、全部そう書かれていました。この日は、私達以外に4人程見かけましたが、おそらくSortie Vidalまで行った人はいなかったと思います(引き返してるところをすれ違ったものと思われます)。

しかも5月は雪解け水でヴェルドン川の勢いも強いので、川でのアクティビティも難しそう。ということで、このコースは夏の晴れた日をオススメします。

夏は色々なアクティビティが楽しめそう。

雨だし川の水は増水中だしで、なかなか厳しかったグラン・カニヨンですが、夏は違います。

私達がアドレナリンを出しまくりながら必死で行き帰りしたLe Baou Béniも、水が穏やかになった時期には川に入ってのアクティビティが楽しめます。

アクティビティツアーなんかも多数ありますので一例を載せます。私達も、もう一回夏に行きたいんです、これ。

Randonnée aquatique dans les gorges du Verdon | Buena Vista Rafting

ヴェルドン渓谷周辺の街は観光関連サイトも充実しています。

ヴェルドン渓谷周辺、観光にとても力を入れている感じで、ウェブサイトやハイキング用のガイドブックなども充実しています。参考までにどうぞ。

渓谷ハイキングのコースガイドブックは、キャンプ場や観光事務所などで購入できると思います。私達は宿泊場所で7€で購入したのですが、非常に使いやすかったです。

Office de tourisme de La Palud sur Verdon et Rougon - Site Officiel de l’office de tourisme de La Palud sur Verdon et Rougon

ヴェルドン渓谷をバイクで一周できるルート La Route des Crêtes

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ヴェルドン渓谷を車やバイクでぐるっと一周できるルートも整備されています。ここも、バイクに乗っている人にはオススメしたいルートです。

所用時間は約1時間。毎年3月26日〜11月25日まで通行可能です。

道路自体はツギハギ補修がされているため、走るのにめちゃくちゃ快適とは言えません。(バイクの場合はお尻が痛くなります。)5月のこの日は、そこかしこで補修工事をやっていました。

それでも、景色は最高です。ところどころで写真撮影がしやすい場所が設けてあるのも配慮があって良かったです。実際のところは分かりませんが、ヴェルドン渓谷を見るためだけに整備されてるようなルートでした。

ハイキングの翌日に通ったので、「昨日は、あの底に行っていたんだなあ」としみじみしながら走り抜けたのでした。

公式サイトはこちら。

旅の概要&MAP

所要時間:ニース市内からバイクで片道約2時間半。宿泊拠点にしやすいカステラーヌからはバイクで約40分。

見どころ:グラン・カニヨンは上から見下ろすのも、下から見上げるのも、どちらも壮大な景色が楽しめます。

気温など:5月上旬は晴れていれば汗ばむくらい。朝晩は涼しい。天気が変わりやすいので服装には留意が必要。

備考

  • ハイキングは1日がかりになる前提で、近くで宿泊などを押さえておくと良いかも。複数のハイキングコースがあり、主要なハイキングコース開始点周辺にはホテル・民宿などがありますので、事前に色々と調べてみるとよいでしょう。なお、コースに入ってしまえば、売店もトイレもありません。
  • 靴はとにかく登山用がオススメ。滑りにくいものを選びましょう。天気が変わる場合に備えレインコートなどの雨具も用意を。
  • 道路(D71)から既に携帯の電波が入らなくなる場所があります。800m下のヴェルドン川は圏外になります。ご注意を。
  • コースガイドは、ネットで拾えるものでもいいので、印刷するか携帯がオフラインでも見れるようにして持参しましょう。現地の表示は少し分かりにくいです。

こんな記事も書いています。

cotedazur-motodiary.hatenablog.com